Gloomy Butterfly
『探し物があるの。手伝って』
雨の日が徐々に減り,日差しが強さを増し,風が熱く湿ったものへと変わり始めた頃だった。
年下の幼馴染から,このようなLINEが届いた。
そのLINEが来た時,俺はまだ布団の中だった。受信バイブ音で目覚めたせいか,起きる直前に見た夢は『スマホをいじって
いる夢』だった気がする。
そのまま無視して二度寝を決め込むのも一興かと思ったが,なんとなく(本当になんとなく)俺はスマホに手を伸ばして
LINEを開いたのだった。
遮光カーテンの閉じられた薄ぼんやりとした闇の中で,ディスプレイが白く光っている。
(探し物 今から 手伝う)
俺の頭の中でその3つの言葉がふわふわと浮かんでは消え,また浮かんだ。
そしてはっきりとした形をもってそれらが脳に届いた時,思い切り怪訝な表情が俺の顔につくられた。
「はァ?今から…?」
スマホのディスプレイを見れば良いだろうに(一瞬後に気付いた),俺はわざわざテレビの上の置時計へと目を向けた。
午前9時10分だった。
そこで電話が鳴った。
通話ボタンを押せば,案の定からだった。
「…もしもし??」
「おはよ,総兄。寝てた?ごめんね」
俺の寝起きの呆けた声を敏感に聞き取ったらしく,は開口一番謝った。
昔から,こういうことに関しての勘は悪くない奴だった。
「別に。丁度今起きたとこでィ」
「あ,ほんと?」
「ん」
二度寝しようと思っていたことは伏せて,俺は布団から這い出た。
片手で青色のカーテンを開けると,向い側の建物の背後から眩しい朝日が覗いていた。
「あ,そうだ。この前はありがとね。お母さんの誕生日プレゼント,一緒に選んでくれて」
「別に。大したことじゃねーし」
「お母さんも喜んでたよ。『総悟君にもありがとうって伝えて』だって」
「どーいたしまして,ってヨロシク」
「自分で言ったら?お母さん,『最近,総悟君と会ってなくて寂しい』とも言ってたし」
「そのうちな」
こいつと俺は――仲の良い兄妹みたいなもんだ。
年は俺の方が2コ上。
実家は隣同士。
男女の区別もまだ存在しないくらい小さい頃から一緒で,いわゆる『家族ぐるみのお付き合い』というやつだ。
何の因果か,幼稚園から高校まで同じだった。
もっとも,俺は大学入学と同時に一人暮らしを始めて,実家から電車で30分程の距離のアパートに今は住んでいるけど。
「おまえ,今日学校はどうしたんでィ?」
「創立記念日だよ,今日」
「…そうだっけ?」
母校を卒業して早1年経つので,『創立記念日』という単語自体が思い浮かばなかった。
「銀八先生は『明日は校長誕生日でお休みです』って言ってたけど。欠伸しながら」
「…相変わらずテキトーなお人だな,あの旦那は」
『恩師』と呼ぶほど畏まる対象ではないが,色々と思い出深くはある自分の元担任教師は,今はこの幼馴染の担任だ。
なかなかどうして世間は狭い。
「で,どうしたんでィ?…探し物があるって?」
俺はコンロに火をつけて,水をいれたヤカンを上に乗せた。
朝一番は沸かしたてのお湯で番茶,といつの頃からだったか決めている。
からは「総兄は変なとこでジジむさいよね」と言われるけど,でっけーお世話だ。
「うん…ちょっと昨日…落し物をしちゃって…」
俺の問いかけに,は急に歯切れ悪くなった。
そういえば――今日は声にいつもの元気が無い気がした。
「できればこれから手伝って欲しいんだけど…」
「随分とまぁ唐突だねィ」
「うん…ごめん。今日はバイト?研究室?」
俺はいわゆる『キャンパスライフ』を楽しんでいる大学生だ。
授業には出たり出なかったり…出なかったり。
研究室には,冷やかしで割と顔を出す。
金を稼ぐのは案外嫌いじゃないので,バイトもそれなりにやっている。
自分でも意外だが,平凡なキャンパスライフを割と気に入っている。
「バイトだけど,3時から」
鏡に映った自分の充血した目を観察しつつ,俺は答えた。
「そうなんだ。んじゃさ,いきなりなんだけど,手伝ってくれない?」
「別に良いけど。高くつきやすぜ,お客サン」
冗談でそう言うと,
「それじゃ,デート1回で!」
もまた冗談で返した。
その声は,幾分元気を取り戻したように聞こえたので,俺は内心ほっとした。
どこに行けば良いのかを訊くと,の家と,俺の家の中間地点にある某公園を指定された。
俺は身支度やら朝食やらの時間も考慮して,一時間ほどでそちらへ向かう旨を告げて,スマホを切った。
沸かしたての湯を注がれた茶葉の香りが,夏の朝の空気の中を色濃く漂い始めていた。
+++++++++++++++++++++++++++++++++++++++
「おはよ」
公園で顔を合わせた時,は短くそう言って手をあげた。
その仕草には色気も可愛気もなかったけれど――年下の幼馴染は,いつの間にか『女』になっていた。
以前は屈託無く笑っていたというのに,今では自嘲を含んだ微笑がよく似合っている。
なにかあったな――と,すぐにぴんと来た。
「時間ぴったりかい…珍しいこともあるもんだねィ」
俺がそう言うと,
「そうでしょ。時間にうるさい人と付き合ったらね…自然とこうなったの」
言葉自体は得意げだったし,表情も笑っていたけれど,やっぱりは元気が無かった。
それに――腰まであった長い髪をばっさりと切っていた。
そのことには即座に気付いたが,俺は何も言わなかった。
会うたびにの外見――髪型や服装――はどこかしらが変わっていた。
毎回その変化について指摘しようと思わなくもないのだが,「どうせ彼氏から褒められてんだろ」というほんの少しの
嫉妬まじりの苦笑が,俺の口を閉じさせた。
平日の昼前の公園内に人はまばらだった。
桜の花が咲いていた頃には花見客でいっぱいだったが,とうの昔に花は散り,そのかわりに青々とした葉桜が熱と湿気を
帯びた風に揺れていた。夏の光へと変わり始めた金色の日差しに照らされ,青葉の群れがさざ波のような音を立てた。
「で,おまえ何を探してんでィ?」
既に色彩を失い始めている紫陽花の花壇を,キョロキョロと見回しているに俺は声をかけた。
「ちょう」
彼女はこちらを見ずに一言で答えたが,よく,聞き取れなかった。
…というより,わからなかった。
「何?」
「蝶々の髪飾り,だってば」
「ああ」
じれったそうに言い直されて,やっとわかった(でも突然『ちょう』とだけ言われてわかるわけないだろ)。
そういえば,以前会った時は長い髪に『蝶々』をつけていた。
アゲハ蝶を模したその髪飾りは,黒を基調に作られていて,金や紫のビーズがところどころに光っていた。
俺はあまり装飾物に詳しくないし,興味もない。
でも,その『蝶々』は綺麗だと,俺の目から見てもそう思えたからよく覚えている。
それにその『蝶々』は彼氏から貰ったのだ,と彼女はすごく嬉しそうに頬を赤らめて何度も俺に語った。
だから,忘れるはずがなかった。
俺はにならって,蝶々の髪飾りを探し始めた。屈みこんで,青草の波の間に目を凝らしていると,
「ねえ,髪短くなったことに気付かないの?」
突然,が訊いてきた。
なんとなくその声に非難めいたものを感じて,俺は少しだけ慌てた。
「…気付いてた。言わなかっただけでィ」
言い訳のつもりはてんでなかったけれど,口にしてみると言い訳にしか聞こえなくて,なんだ自分がバカみたいに思えた。
「ふーん。言わなかっただけ,と」
「ん」
「んじゃさ,気付いた今,何か言うことない??」
「……似合っているねィ」
「ありがと」
たいして嬉しくなさそうに,は言った。
…やっぱり気付いたら,あれこれ考えずにすぐに言うべきなのか。
女は面倒だ,と俺は頭の隅で思った。
俺たちはしばらくそこら周辺で『蝶々』の姿を探していた。
しかし,青芝の間を飛び交う小蠅や,夏落葉の上を歩くてんとう虫はいるが,肝心の蝶々の髪飾りは見当たらない。
また少し経って,
「ねえ,総兄は彼女まだいないの?」
「そんなもんいねーや」
俺は顔も上げずに即答した。
はいつも会うたびにこの質問をする。
そしてそのたびに俺は同じ答えをする。
…いても,いなくても。
「なんだ,つまんないの」
があまりにぶっきらぼうに言うので,少しむっとした。
「こそ,彼氏とはどうなんでェ。この前会った時は散々のろけてただろーが」
嫌味もまじえて乱暴に言うと,予期せぬ答えが返ってきた。
「別れた」
なんの感情も感じられない淡々とした言い方だった。
俺は思わず振り返ってしまった。
「…マジでか」
「ん」
はこちらに背を向けて屈みこんでいるので,表情は見えなかった。
南風が吹いてきて,彼女の短くなった髪を揺らす。
均一に塗りきれなかったらしい日焼け止めの白色が,うなじらへんの産毛に残っているのがちらりと見えた。
「いつ別れたんでェ?」
「一昨日」
「マジでか」
「うん」
俺は内心動揺していたが,それを必死に隠した。
『蝶々』探しを再開するふりをして彼女の背中から目を離す。
――別れたから髪を切ったのだろうか。
今時古い気もしたけれど,は時々そういう古風なところがあった。
なんにしろ,人のことを「ジジむさい」と評せる女じゃないのだ,こいつは。
「なんで別れた?」
「ここ」
彼女はその質問には答えなかった。
ちらりと横目で見ると,は隣にある錆びた西洋風の街灯を指差していた。
「この下で別れたんだよね」
ひとりごとのような言い方だった。
そう言われると,その街灯がまるで失われた色恋の墓標のように思えて,なんとも物悲しい物のように見えた。
俺は目の前に飛んできた蚊を追い払いながら,
「で,蝶々の髪飾りは?」
「別れ話の時に捨てちゃった。彼の目の前で」
「…それはそれは」
サイアクの当て付けじゃねーか。
俺の口からその言葉が出かかったけれど,の疲れたような微苦笑を見ると,結局言わなかった。
「別に…あてつけるつもりは,無かったんだけど」
「いや充分あてつけだろィ」
「…そうだよね」
は一瞬,うなだれるように顔の前に前髪を落とした。
「なんで,別れたんでィ?」
俺がもう一度同じ質問をつぶやくと,は,ぴくりと顔を引きつらせた。
ぶつぶつと何事かを口の中で言ってから,いきなり声のトーンを落とした。手についた土を払って,落ち着いた声音で,
「なんていうか…お互いに『幻』を好きだったんだよね」
苦いものを噛み砕くように言った。
「なんだそりゃ?」
目をぱちくりさせて俺が聞き返すと,「なんで分からないんだ」とばかり,きっとこちらを睨んで早口に,
「だから,わたしも好きだったし,あいつもわたしを好きだったけど…ほんとのお互いじゃなかったんだよ。
ほんとの――」
そこでは無言でかぶりを振って,そして投げやりに肩をすくめた。
その仕草は強気に見えるけれど,不思議と痛々しく思えた。
不意に,真上にある太陽がものすごく眩しく感じられて,俺は一瞬目を瞑った。
まだ僅かに夜の涼しさもあるけれど,朝にそんなものが残らないほど暑くなってゆく季節だ。
理由の無い興奮に,掻き立てられそうになる季節だ。
再びゆっくりと目を開けて,を見る。
「なんかね,あいつ…『自由で気ままな』わたしを好きだったんだって。
さばさばしてて,こだわりが無くて,さっぱりしてて,すごく自由に見えたんだ…って……」
と,弱々しくつぶやく。
「『蝶々みたいで,好き』って。初めてわたしを『好き』って言ってくれた時,あいつはそう言ってた」
――この『蝶々』ね,彼に貰ったんだよ。綺麗でしょ?彼がね,選んでくれたの。良いでしょ――
「でもさ…付き合い始めたら…『自由』じゃなくなったし…『気まま』でもなくなって…」
「…大抵の奴はそうだろうねィ」
やっとのことで,俺は口を開いた。
そうだよね,とも同意して不自然に笑う。
「ずっと,あいつのこと考えてた。朝起きた時も,授業受けてる時も,お弁当食べてる時も,買い物をする時も,夜…眠る前も。
頭の端では,いつも…」
俺は朝露のなごりで湿っているタイルにもたれかかった。
無意味な無邪気さで,ツバメ達が甲高いさえずりをこぼしながら夏木立の間を飛び交っている。
「男の総兄には分からないかもしれんけど。大抵の女の子は恋愛が生活の最優先事項なんだよ」
…分からなかった。
俺にも彼女がいたことはあったし,その時は,俺なりに彼女のことを大事に思ってはいた。
けれど,四六時中彼女のことを考えたりはしなかった。
バイトしている時や友達と遊んでいる時は忘れていた,と言っても良いくらいだ。
でも…それでも,「恋人ができて『自由』じゃなくなった」というのは分かる気がした。
「あいつにしてみれば『俺の好きになったのはこんな女じゃない』て感じなわけ。
『自由で気ままなところが好きだったのに』だって。ひどい奴」
「…」
俺は無言で彼女の打ち明け話を聞いていた。
それを同意ととったのだろう――あるいは,どうでもよかったのかもしれない――は顔をあげた。
「でも…まあ,わたしも同じなんだよね。お互いさまなんだ」
手を握っては開き,また握る。気まずく思っている時の癖だ。
大人から叱られる時,はいつもそうやっていた。
子供の頃からまったく変わっていないその仕草に,こんな状況にも関わらず,俺は懐かしさを感じた。
「好きになったのは,あいつが先」
は「負け惜しみじゃないよ!」と念を押すように言って,続ける。
「あいつはわたしに『好かれよう』と思って頑張るでしょ?で,その努力が実って…わたしはあいつを好きになった。
付き合うことにもなった。でも『好かれよう』として表に出しとった『あいつ』って,ほんとの『あいつ』じゃない
でしょ?」
「まあ,そりゃあ…少しはかっこつけるもんだからねィ」
「わたしは『好かれよう』とかっこつけてるあいつが好きだった。みんなの前にいる時の,あいつが好きだった。
わたしと二人でいる時のあいつじゃなくて…。だって全然違うんだもん。以前と。会うたびに『違うなあ』って,
何度も何度も思った」
は眉を寄せて笑った。いくら表情は微笑で取り繕っていても,彼女の声は,どこか悲しげだった。
「『釣った魚に餌をやらない』ってやつかな。あいつ,付き合い出してから全然かっこつけなくなった。『気を許して
いる』とも言えるけど。それを嬉しく思ったことも…少しは,あったよ?でも,どうしても…かっこつけないあいつ
自身のこと,好きになれなかった。だって,好かれようって努力をしていないんだもの」
の言うことはわかる気がした。
しかし…ものすごい矛盾だ。
「なんでだろうね?」
は,真顔で問う。
どちらかといえば俺に質問しているというよりも,自分自身に訊いているかのようだった。
「本当のわたしのこと,好きになってほしかった。わたしだって本当のあいつを,」
好きになりたかったのに。
俺はと男が『別れて』いるところを想像しようとしたけれど,無理だった。
でも彼女が髪から『蝶々』をもぎ取って,放り投げているところはなぜかすぐに思い浮かんだ。
「『幻』のままにしとけば良かったのかな。そしたら…」
と,そこで一旦言葉を切る。
言葉と言葉の間に漂う空気が,とてももどかしい。
「たぶん,今でも嫌いにはなってなかった」
「大嫌い」だなんて言葉 大好きだった人にしか使わないんだね。
陽の光に照らされているというのに,は薄いベールをまとっているかのように陰って見えた。
活発に動き始めた草木の香りを含んだ風が,傷付いたを包む。
俺は幼馴染から目を離して,揺れ靡く枯れかけた紫陽花を眺めた。
湿気を過分に含んだ,けれども熱い風が吹く。
梅雨の間は――夏の到来を待ち望んでいた。
しかし,いざその季節になると,俺は毎年少し憂鬱になる。
「何故か」と訊かれても自分でもよくわからない。
敢えて理由を言うなら,夏が何もかも期待と熱狂で溢れているせいだ。
俺にとっては――それが眩し過ぎる。
くすんだ紫陽花からも目を外して,俺は側にある木の根っこへと視線を転じる。屈みこみながら,俺は口を開いた。
「難しいねィ。恋愛ってやつァ」
自分でもお粗末な感想だと思った。
誰でも言える感想だとも思った。
でも心底,そう思う。
きっと誰もが一生に一度は,同じように思うのだろう。
俺は根の周囲にある豚草を手で分けた。
「今『偉人』て言われてる奴らだって,恋愛には振り回されてばっかりだったっていうしな。恋愛に関しての名言なんて
困っただの悲しいだの苦しいだの…そんなんばっかでィ」
そして,『それ』を手に取った。
「ま,なんとかなるって。おまえ,まだ若いんだし」
俺も若いけど,と付け足してに手招きをする。
幼馴染は前髪で目を隠すような仕草をしながら,近寄ってきた。
そののひんやりとした手をとって,
「自由に飛べよ。蝶々サン」
『蝶々』を,乗せた。
捨てた恋の抜け殻は,小暑の光の中できらきらと光る。
――どうして,君はそれを探そうと思ったの?
その瞬間。
の目からぽろぽろと涙が零れ出した。
…まったくもって唐突だ。
昔とちっとも変わらない。
相変わらずの,泣き虫だ。
彼と約束するのが好きだった,と。
彼女は泣いた。
でも,約束をするたびに彼は束縛を感じていたのだ,と。
彼女は憂えた。
彼と会うまではひとりが好きだったのに。
自由が好きだったのに。
『蝶々には,もうなれない。』
そう言って,は泣きじゃくるけれど。
きっと彼女はまた飛び始めるのだろう。
羽を休めさせてくれる誰かの肩を,見つけられるその日まで。
日差しに負けじと輝く青葉が,さらさらと音をたてて揺れ続けていた。
泣いている幼子をあやすかのように。
ぐずる乳飲み子を寝かしつけるかのように。
もうすぐ――夏が 来る。
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2015/07/11 up...
阿部小路様リクエスト。
「3Z銀八夢もしくは3Z沖田夢。失恋した夢主を慰めてくれる銀八(沖田)な感じ。
シャボン玉の高杉夢とか,オオカミ紳士の土方夢みたいな夢」でした。
「失恋したヒロインが慰められる」というシチュの夢は,当サイトで3作品目です。
「銀八先生か沖田のどちらかで」とのことで,当初は銀八先生で書こうと思ったのですが…
「『女の子を慰める沖田』ってレアだなあ。夢ならではだなあ」と思い直し,沖田に。
また,本作品は,8年くらい前にオリジナル短編小説として書いたもののリメイクでもあり。
とは言っても,大幅リメイクなのでほとんど原型とどめていませんが…
阿部小路様,遅くなってしまい申し訳ありません。楽しんで読んでくだされば幸いです。