わたしの目に映る あなた
他の人の目に映る あなた
どちらも同じ「あなた」なのに 
少しだけ ちがう
少しだけ ちぐはぐ
そして そのことが
少しだけ 嬉しい



残照  <五>



屯所の庭一面が真黄色に染まり,それを背に蜻蛉が空を飛び交っていく――晩夏の夕焼けが始まった。
太陽が塀の向こう側に沈んで,心なしか暑さも和らいで来た気がする。けれども1日中日光に照らされ
ていた地面の熱は,そう簡単にとれるものじゃない。たっぷり吸い込んだ熱を「反撃」とばかりに土が
放射して,もやもやとした暑気が庭中を燻っている。
その庭に面した廊下を,わたしは1人すたすたと歩いていた。
――ある特殊な部屋の鍵を手にして。

「あ,ここだ」

『出板室』
そう書かれた札が下がっている扉の前で,わたしは立ち止まった。
他の部屋の扉と違い『出板室』の扉は分厚い金属製で,ものすごく重々しくて威圧的だ。
いかにも「厳重に管理されています!」といった装いの扉は,なんだか見ていて暑苦しい。

(これじゃ『出板室』って隠語にしている意味が無いような気が…)

夕日を受け黒光りする鍵と扉を見比べて,わたしは苦笑いを浮かべてしまった。
『出板室』というのは,とどのつまりは『特別資料保管庫』のことで,所謂「機密文書」の類もここ
に保管されている。真選組にとって重要な政策・人事・経理などの重要な情報が記載された文書は,
ここに一括して保管されている。
だからこそ『特別資料保管庫』ではなく『出板室』と,隊内の人間にしか分からない名称を付けられ
ている。
けれども警察機関の規定に「機密文書の保管は極めて厳重に行うべし。機密文書は鍵のかかる金属製
保管庫に保管するべし」という内容があるらしく,結局はこんなに目立つ重厚な扉になっている。
ちなみにこの『出板室』という名前を付けたのは近藤さんで,その名前の由来を聞いてみたら,

――情報や資料のことを「データ」って言うだろう?
――はい…言いますけど(近藤さんが『情報』とか『資料』って言葉を使うと違和感あるなあ)。
――だから「で・い・た」の部屋,なんだよ!
――……はい?
――「出る板」で「でいた」。「出る板の部屋」で「データの部屋」なんだよ!すごいっしょ!
  我ながらよく思いついたなあと思っててさ~。自慢なんだよね!ははは!
――……は,ははっ。すごいですねー…。

…という生温かいやりとりが為された。あの時は本当にどうしようかと思った(反応に困って)。
とにもかくにも,わたしは今日この『出板室』に用がある。
気を取り直して鍵を握りしめ――辺りの静けさに,ふと気が付いた。
隊士の方々は滅多にここへ来ないらしく,屯所内にしてはひっそりしていて…掛声や談笑が遠くから
響いて来るだけだ。

(早いところ済ませよう)

急に心細くなってきて,わたしは鍵を扉に差し込んだ。がちゃりという手ごたえと共に鍵が外れる。
わたしは両手に力を込めて,その重い扉を押し開けた。錆び付いているわけでもないのに,こんなにも
開きにくい扉は初めてかもしれない。開いた途端,空調機の音と共に機械的な冷気が顔を撫でつけた。
資料の中には随分と古い文書,文献の類もあるらしく,そういった古い紙の保管のため,常に室温が一定
に保たれているのだろう。
なにはともあれ,冷たい空気にほっと一息ついて,わたしは額の汗を拭った。先程は「早いところ済ま
せよう」と思ったけれど、再び外の暑気を浴びることを考えると…ここから出たくない気もしてきた。
わたしは内側から鍵を閉めて,

「えっと…どこかな」

ひとり言を言いながら,壁に掛けられた棚番号の地図を見る。手にしたメモを確認して,目当ての資料
があるはずの棚へ,わたしは足を進めた。

「あったあった…あ゛」

資料を見つけてホッとしたのも束の間,すぐに困り果てた。わたしが借りたい資料は棚の1番上に置か
れている。普通の男性ならば,脚立を使って容易に取ることができるだろうけれど――わたしは女だし,
しかも普通の女性より背が低いから,きっと…いや絶対に届かない。

「ど,どうしよう」

誰か呼んで来ようか。でもそうなると,その誰かにも保管庫(もとい出板室)への入室許可を取って
もらう必要がある。もうじき夕食時なのにそんな面倒を頼むのは,さすがのわたしでも気が引けた。
かくなるうえは,脚立の上でジャンプするしかないだろうか。

(でもジャンプで届くかな?)

思い切り跳び上がれば,届くかもしれない。けれども足場の狭い脚立の上で,力を込めてジャンプする
のには,かなりの勇気がいる。

「…やるしかない,か」

高いところは嫌いじゃないし…って,それは関係ないか。
わたしは色々と気を紛らわせつつ,覚悟をきめつつ,脚立に足を乗せた――その時だった。

ゴトッ

「…!?」

棚の向こう側で物音がして,わたしの肩は思わず跳ねた。
虫とかネズミとか,そういう小さな生き物の発する物音ではなかった。
それは――人の発する物音だった。
わたしは脚立から足を下ろした。

「誰かいるの?」

物音のした方へ問いかけながら,そちらに歩く。今まで気付かなかったけれど,確かに人の気配がする。
多分「誰もいない」と思い込んでいたから,気配を感じ取れなかったのだと思う。

(他に閲覧者がいるなんて言ってなかったのに…近藤さんも土方さんも)

『出板室』に入るには,それ相応の手続きが必要で,
【業務上の必要により機密文書を閲覧または複写する時,局長と副長の双方からその許可を得なければ
 ならない】
という決まりがある。わたしもここへ来る前,近藤さんと土方さんに許可をお願いしに行って,手続書を
書かせられた(自分の名前とか。その文書の名称とか。閲覧する目的とか…すごく面倒だった)。
その時は2人共他の閲覧者については何も言っていなかった。
だから,今日の閲覧者は自分だけだと思い込んでいたのだけれど…。
不審に思う気持ちと,少しの恐怖心の両方を抱いて,わたしはそちらを覗き込んだ。そして――

「…あれ?」
「…」

――視界に入った人物の姿に,わたしの肩の力が抜けた。

「篠原さんじゃないですか」

そこにいたのは,山崎さんと同じ監察方に属する篠原さんだった。
こちらに背を向けているので顔は見えないけれど,背格好と髪型から彼だとわかった。篠原さんは数秒
の間を置いて,わたしの呼びかけに対して振り向いた。

「…ああ,さん。こんにちは」
「こんにちは…えっと…あれ?」
「なにか?」

温厚な微笑を浮かべ,篠原さんはわたしに言葉を促した。けれどもなんとなく…なんとなくだけれど,
彼の笑顔からは警戒心が滲み出ている気がして,それはわたしを焦らせた。
わたしは何も悪いことはしていない…はずだ。
それなのに,彼はわたしを攻めるかのように攻撃的な空気を放っている。
もしくは――わたしから身を守るかのような防御的な空気を。

「えっと,」

わたしは彼を攻撃するつもりなんか無いのに,どうしてそうも警戒されるのかがわからない。
…とは言っても,篠原さんはあくまで静かな微笑を湛えている。
ひょっとすると何もかもわたしの思い過ごしなのかもしれない。

「どうやって入ったんですか?」

いたって素朴な疑問を,わたしは口にした。
ここに保管されている文書の中には,その内容が漏洩すると真選組の活動に支障が生じるものもある。
他組織との協定や契約によって,当事者以外に公表することが禁止されている資料だってある。
…おいそれと入ることなんか出来る場所ではないはずだ。
でも,わたしの問いに対する篠原さんの答えは,とてもシンプルなものだった。

「どうやってもなにも…鍵で入りましたよ。許可をいただいて」

篠原さんは「そんな当然のことを訊かれるとは思わなかった」とでも言いたげに,目を瞬かせている。
あまりに取るに足らない質問に驚いた,といった風な口調に,わたしは自分が恥ずかしくなった。

「あ…そ,そうなんですか?」
「それ以外に入る方法はないでしょう」

そう言うと,笑いを堪えるように篠原さんは小さく俯いた。ますます恥ずかしくなって,わたしは早口
で言い募った。

「そ,そうですよね!ごめんなさい,変なこと訊いちゃって!わたしが許可をいただいた時,近藤さんも
 土方さんも『他に閲覧者がいる』って言ってなかったから,てっきり1人だと思ってて!」
「ははは…そうでしたか。いえ,良いんですよ」

篠原さんは爽やかな笑い声を立てて,手に持っていたファイルを棚に戻した。

「それじゃあ,僕はこれで。もう用は済んだので」
「あっはい。また夕食の時に!」
「ええ。じゃあ…」

道を空けて彼を見送ろうとした…が,あることが頭を過ぎり,わたしはその背を呼び止めた。

「あ!待ってください,篠原さん!」
「…っ!!」

わたしの声にびっくりしたのか,篠原さんの身が大きく揺れた。
こちらを振り返った彼の目には「一体なんなんだよ?」という不審げな光が宿っている。
(あわわ…)
必要以上に大きな声を出してしまった自分が恥ずかしい。
さっきのやり取りといい,さぞ『変な女』だと思われたことだろう。

(もし…篠原さんが『彼女は変ですね』て伊東さんに言ったらどうしよ…)

そんなことが自然に思い浮かんで――ハッとした。

(いやいや,なんでここで伊東さんが!?今の話の流れに全然関係無かったのに!)

でもそもそもこの部屋で最初に篠原さんを見た時,ほぼ同時に伊東さんのことも思い出した気がする…
…無意識の内に。

(いやいや!そんなことない!)

胸中で色々な思いと格闘しながら,わたしは篠原さんに手を合わせた。

「あの,すみません。わたしの取りたい文書が…棚の1番上にあって。取ってもらえませんか?」

おずおずとお願いすると,篠原さんは警戒を解いて,ふんわりした笑みを浮かべた。

「ああ…なんだ。良いですよ。どこですか?」
「ありがとうございます!えっと,あっちです」

さっきまでいた場所へと彼を案内して,その文書の番号と棚上の文書を指差した。

「あれなんです」
「あれですね…よっと」

篠原さんは脚立に乗ると,ひょいと手を伸ばしていとも簡単にそれを取った。

「どうぞ」
「ありがとうございます…助かりました!」

わたしが受け取ったのを確認して,篠原さんは脚立から降りた。そして,わたしの手に乗せた資料を,
彼はあらたまった目で見つめた。

「それ,さんが読むんですか?」
「あ,いえ,違うんです。了順先生が今度の医師会会報に論文を載せなければならなくて。そのための
 参考資料なんです」
「ああ,なるほど」
「先生は『面倒だからが書いてくれないか』なんて言ってて」
「ははは,まさか。ご冗談でしょう」
「冗談っぽく言ってましたけど,あれはちょっと本気です」
「…えっ本気で?」

篠原さんが丸々と目を見開いたのを見て,わたしは笑った。彼が初めて『素の反応』を見せてくれた
気がした。

(でも伊東さんと話している時は,篠原さんも普通に楽しそうだよね…って!)

またもや自然と伊東さんのことを思い浮かべてしまって,わたしは赤面しそうになった。
でも今に限ったことではなくここ最近…こういうことが増えた気がする。

たとえばお香の匂いを嗅いだ時に「これ,伊東さんも好きそうな匂いだなぁ」とか。
たとえば猫がじゃれついて来た時に「伊東さんが見たらきっと微笑むだろうなぁ」とか。
たとえばミントンをしている時に「また伊東さんと一緒にミントンしたいなぁ」とか。

…伊東さんが屯所にいることが少ないから,かえって考えてしまうのかもしれない。

(もういいや。開き直って伊東さんの話をしよう)

内心で小さく決意を固めて,わたしはその話題を振った。

「そういえば,今回は伊東さんの出張に同行なさらなかったんですね」
「ええ…そういつも伊東先生についていっているわけではありませんよ」
「あはは,そうですよね」

伊東さんの名前を出すと,篠原さんの声音が幾分か和らいだ気がした。
篠原さんが伊東さんを尊敬しているということは,普段からの彼の態度ですぐにわかった。
資料の表紙にかかった埃を払いつつ,わたしは続けて問いかけた。

「篠原さんは真選組に入る前から伊東さんとご交遊があったんですよね?」
「そうですよ」
「たしか…入隊前に伊東さんは塾頭をなさっていた,とか?」
「ええ。若くして名門・北斗流の塾頭に任じられていたんです」

まるで自分のことのように,篠原さんは胸を張って答えた。
実を言うと『北斗流』と耳にしても,わたしはいまひとつぴんと来ない。
でも,初夏の頃の「野稽古」で見た伊東さんと土方さんの試合は,すごく…すごく『印象的』だった。
その時のことを思い出して,わたしはぼんやり呟いた。

「すごいなあ…」
「そうなんです。伊東先生は素晴らしい才覚の持ち主なんです」

実際にはわたしの呟きは少々ずれたものだったけれど,篠原さんは深く頷いた。そして――

「伊東先生は,幼少の頃から学問所で『神童』と謳われていらしたそうです。学識・教養ともに深い
 方ですし,歌道に精通する風流人でもあって。北斗流免許皆伝の撃剣家ですし。まさに文武を兼ね
 備えている壮士です!」

――熱の込められた言葉の群が,空調で整えられた空気の中を突っ走っていった。

「…」

わたしは少しびっくりして篠原さんを見つめた。
すると彼はハッとしたように目を開き,いつの間にか握り締めていた拳を解いた。

「…すみません,べらべらと」

篠原さんは照れくさそうに頬を掻き,小さく頭を下げた。
わたしは――とても可愛いものを目にした時のような気持ちになって,声を立てて笑った。

「いいえ。篠原さんは伊東さんを心から尊敬しているんですね」
「ははっ…」

はにかんだ篠原さんの溜息が,保管庫の硬質な雰囲気を揺らした。

(文武を兼ね備えた壮士,かぁ…)

篠原さんの語る伊東さんと,わたしの知る伊東さんは――少し違う気がした。
わたしは,伊東さんが真剣を振るっているところを見たことがない。
伊東さんが政治的な…あるいは軍事的な取引しているところを見たこともない。
つまり,篠原さんの言う伊東さんの『素晴らしい才覚』を,わたしは目にしたことがない。
それでも――……。

「伊東さんのご両親も鼻が高いでしょうね。立派なご子息をお持ちになって」

わたしは何の気なしに言ったけれど,篠原さんの表情はわずかに固くなった。

「うーん…それはどうでしょうね」
「え?」

聞き返した後で,ふと思い出した。以前…仔猫の手当てをした時のことを。
子どもの頃に誰もが耳にするお伽話を,伊東さんは知らなかった。
なんらかの事情があって,家族の誰からも教えてもらえなかったのだろうけれど…。

「伊東先生は,ご自分のご家族についての話をあまりしたがりませんから。
 それに,出張で故郷の近くに行った際にも,ご実家に立ち寄ったことがありません」
「そう,なんですか…」

ごくたまに垣間見える伊東さんの寂しげな瞳を思い出して,胸の奥に痛みが走った。
わたしにはもう――血の繋がりのある家族はいない。所謂『天涯孤独』な境遇だ。
それでも,わたしは自分が真に『孤独』だとは思わない。
父上や母上は勿論,お祖母様や伯母上もきっと…きっとどこかでわたしを見守ってくれている。
少なくとも,わたしはそう信じることができる。
それは…生きていた頃の父上達が,わたしに惜しみなく愛情を注いでくれたからで。
そして,今もたくさんの優しい人達に囲まれているからで。
冷えきった家族関係の話をニュースで耳にすることはあっても,実際に身近にいる人の身の上話として
聞くのは初めてだった。しかも他の誰でもなく…伊東さんの身の上話として。
なんとなく予想していたとはいえ,わたしは少なからず衝撃を受けた。

「…」

こういうプライベートな話題を,当の本人がいないところで話すのはあまり趣味の良いことじゃない。
わたしは話題を変えようと思ったけれど,

「あ,そういえば」
「なに?」

篠原さんの「思い出した」とでもいった風な声音に,つい反応してしまった。

「双子の兄がいる,と聞いたことがあります」

壁に掛けられた振り子時計が,鈍色の音を響かせて時を報せる。

「…双子の兄上様?」

伊東さんが2人いるところを想像すると,なんだかとても不思議な気持ちになった。

「はい。酒の席でお聞きしました。『自分には双子の兄がいる。兄は今でこそ健康だが,昔はとても
 病弱な人だった』と」
「へえ…」

篠原さんの説明にわたしは数度頷いた。
わたしには兄弟がいないから,想像するしかないけれど…双子とはどのようなものなんだろう。
とても仲が良いのだろうか。それとも,逆に仲たがいしてしまうのだろうか。
どちらにしても『双子』と聞くと「深い繋がりを持っているはずだ」と,わたしは単純にそう考えて
しまう。

(でも…)

でも,兄弟のどちらかが病弱だと…親はつい弱い子の方に心を偏らせてしまう。
以前診療所で働いていた時に,そういう光景を度々わたしは目にした。
病気の子の方につきっきりの母親と,その邪魔にならないよう息を潜めて横で待っている子――
――そんな場面を。
そういう時わたしはいつも,静かにじっと待っている子の方に話しかけた。
すると彼らは一瞬目を丸くして,それからとても嬉しそうににっこりと微笑んでくれた。
寂しさを我慢していたんだな,と。
その子達の笑顔を見るとわかった。

(もしかして…伊東さんは,)

寂しい思いをして育ったのだろうか。

――僕はいいよ。

数週間前バトミントンに誘った時…伊東さんは一度断ろうとした。
その時の彼の表情を,わたしは思い出した。
誰かと共に何かすることを,諦めた目。誰かに期待することを,諦めた目。
諦めることに慣れてしまった…寂しい目をしていた。
我慢強い子供の瞳だ。
自分がそんな目をしていたことを,当の本人も気付いていないのだろう…きっと。

「…」

わたしはきっと,伊東さんのことを何も知らないのだろう。
それでも――…それでも,

衣被香と猫が好きで,生真面目だけれど実は世話好きで,負けず嫌いなところもあって…
…でもとても当たり前のことを,時々知らなくて。
多分…多分だけれど,我慢強くて寂しがりやで。
そして少しだけ――父上に似ている。
それが,わたしの知っている『伊東鴨太郎』という男の人だ。

(…伊東さん)

なんだかひどく――会いたくなった。
ただ 無性に。
ただ 一途に。
伊東さんに会いたくて 仕方がなかった。





わたしの目に映る あなた
他の人の目に映る あなた
どちらも同じ「あなた」なのに 
少しだけ ちがう
少しだけ ちぐはぐ
そして そのことが
少しだけ 嬉しい

――そう感じていた,と。
告げたらあなたは笑うだろうか。


2009/02/24 up...