た ゆ た う【跡地】

A story for YOU.

御礼

『たゆたう』は2016年12月20日をもって倉庫となりました。
サイト内の全ての話は完結していますが,新作を掲載する予定はありません。
なお,銀魂以外のジャンルで今後二次創作をする予定もありません。

以下,倉庫化前に日記等で申し上げたことの重複になってしまいますが…
閉鎖ではなく倉庫としたのには幾つか理由があります。
その中でも1番の理由は,

<サイトを閉鎖した数ヶ月後,作品をコピペ保存していたのか,そのまま別のサイトに掲載され
 た=盗作された。すでに自分はサイトを閉鎖しているし,作品もネット上からは消している
 こともあり,盗作被害を訴えるのが困難で…>

という二次創作者が,知り合いにいたからです。
彼女を見て「公表し続ける」ということは,「複数の目に見られている・守られている」という
ことでもあるのだな,と思いました。

二次創作自体が著作権を犯している行為であることは,わたくしも認識しています。
でも,空知先生の産み出した素晴らしいキャラクターや設定を使用し,そのうえでわたしが考え
出した物語や文章表現や夢主等のオリジナルキャラクターについては,「わたしのものである」
と主張したいのです。
なので,「わたしのもの」を「わたしのものです」と意思表示するために。
サイトの作品は,可能な限りこのままにしておこうと思います。

また,物書きのはしくれとして非常に光栄なことに「更新停止後も作品は閲覧できる状態にして
欲しい」というご意見もいただいておりました。
本当にありがとうございました。
心から嬉しく思います。

2008年11月『たゆたう』を公開して8年の月日が流れ,その間にも機械技術のめざましい進歩に
より,皆様の主たる閲覧環境(PC,ガラケー,スマホ…)も変わってきたのではないでしょうか。
きっと,これからも変わってゆくのでしょう。
このサイトをその変化に対応させることは,おそらく今後難しいと思います。
余程のことが無い限り完全閉鎖をしないつもりですが,機械の進歩により「あれもこれもそれも
変えないと綺麗に表示されない!読み辛い!こんな風にしか表示されないなら公開していても
無意味かしら」と,感じる日が来たら,もしかすると閉じるかもしれません。
アナログな人間で申し訳ありません。

前文がすっかり長くなってしまいましたが,『たゆたう』を運営し,銀魂の夢小説を書き続ける
ことが出来た8年間,わたしはとても幸せでした。
更新停止を決めたのは,何か嫌なことがあったとか,銀魂を好きじゃなくなった等の理由では
ありません。
ただ,「サイト創設のきっかけだった伊東長編も終えたし,リクエスト夢も全て書き終えた。
書きたいと思った夢はあらかた書いたな」と頭に思い浮かんだ時,「そろそろ潮時かしら」と
自然と考えていました。
「丸8年やってきて気が済んだ」という言葉が1番ぴったり来る心境でした。

こうして幸せな終わりの時を迎えることが出来たのは,他ならぬ皆様のおかげです。
おかげさまで幸せな夢小説家生活を送ることができました。
特に,このサイトを通じて他サイト管理人様とお友達になれたことや,読者様からご感想をいた
だいたことは,本当に幸福でした。

言葉をかけていただいたこと,大袈裟だと思われるかもしれませんが,わたしは生涯忘れません。
皆様から今迄いただいたコメント,メッセージは全てわたしの財産となっております。

そして,これはわたしからの最後のお願いになりますが…
…これをお読みの皆様,もしお好きな二次創作サイトがありましたら,そのサイト管理人様へ
どうぞコメントを送ってくださいませ。
「この作品が面白かった。また読みたい」というたった一言で良いのです。
その一言だけで,我々二次創作者はすごく幸せな気持ちになれるのです。
きっと,その一言を待っている二次創作者はたくさんいます。
どうかよろしくお願い致します。

長い文章をここまで読んでいただき,ありがとうございます。
今後ホームページ運営をすることは無いと思いますが,わたしは文章を書くのも,物語やキャラ
クターを考えるのも好きなので,これからも物書きであり続けると思います。

『たゆたう』を運営する中で生まれた気持ち…書き手としてのスタンスは,これからもずっと
変わりません。それは,


「一つでも『あなた』の心に残る夢,心に響く言葉をお贈りできますように。」


…です。

『あなた』という読者がいたからこそ生まれた気持ちです。

自分一人で書いているだけでは得られなかった気持ちです。

感謝の言葉のレパートリーは尽きても,感謝の気持ちは尽きません。
もっとたくさん,もっと強く感謝を伝えられる言葉があれば良いのになあ…と思います。
それを増やしてゆくのが,物書きの使命の一つなのでしょう。

今迄本当に,本当にありがとうございました。

皆様の道行きが光溢れるものでありますように。

ありがとうございました!さようなら!

RICO

2016/12/20 up